インテル、カリフォルニア州でさらに311人の人員削減

今年のレイオフ総数は1,700人以上に上る見込み

インテルは、カリフォルニア州の2つのキャンパスで311人の従業員を解雇する計画を発表しました。

11月3日にカリフォルニア州雇用開発局に提出された2つの「労働者調整・再教育通知」(WARN)によると、インテルはサンタクララ本社から76人、フォルサムにある研究開発キャンパスからさらに235人を解雇するとのことです。

インテルのフォルサム工場は研究開発施設で、デスクトップ、モバイル、サーバー用プロセッサー製品など、コンピューターチップとチップセットの開発に重点を置いています。同社はフォルサム最大の民間雇用主であり、サクラメント地域においても屈指の民間雇用主であると言われています。

レイオフは12月31日に実施され、今年同州で行われた人員削減の総数は1,700人以上に上る見込みです。

インテルの広報担当者はCRNの取材に対し、「インテルは、全社的な領域における事業および機能に応じた人員削減含む複数の取り組みを通じて、コスト削減を図りながら戦略を加速させています」と話しています。

「これらは難しい決断であり、我々は影響を受けた従業員を尊厳と尊敬をもって処遇することを約束します」と付け加えました。

2022年10月、 Pat Gelsinger 最高経営責任者(CEO)は、PCプロセッサーの売上が急減する中、収益性の改善を図るため、人員削減が視野に入っていることを従業員に伝えています。

「これらは常に難しい決断ではありますが、弊社のコストは非常に高く、利益率は極めて低い状況です。我々はそれらに対処するための行動を取らなければなりません。」と、Gelsinger CEO は当時のスタッフへのビデオ演説で語っています。

この発表を受けて、インテルは2023年第1四半期に過去最大の赤字を計上し、同社のデータセンター&AIグループの売上高は38.4%減の37.2億ドルまで落ち込みました。インテルのネットワーク&エッジ・グループも同四半期は減収となり、30%の減収を記録しています。

先週、インテルは第5世代Xeonスケーラブル・プロセッサーを発表し、NvidiaのH100やAMDが最近発表したMI300X GPUと直接競合するGaudi3 AIアクセラレーターを披露しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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