Auroraが遅延、Frontierが米国初のエクサスケールスパコンに

米国初のエクサスケールスーパーコンピュータは、来年オークリッジ国立研究所で発表されるFrontierになる模様です。

アルゴンヌ国立研究所のAuroraシステムが、当初、同国初のエクサスケールスーパーコンピュータになると予想されていました。これは、1秒あたり10億(10 18)を超える動作性能、つまり1エクサフロップスのシステムです。しかし、Auroraは、今も続くIntelの製造上の問題により、無期限の遅延となっています。

遅れる夜明け

業界の観測筋は、Intelが7nmチップの開発に苦労しているとの発表を受け、Auroraの遅延を予測していました。またPonte Vecchio GPU については少なくとも1年は遅延するだろうと予想しています。

Auroraは2021年半ばに計画されていましたが、来年末あるいは2022年まで後ろ倒しされたGPUが搭載されることから、遅延の可能性が高いと見られています。しかし、Intelは、競合の半導体製造工場に頼ることで、期限を迎えるまで間に合うと可能性を残したままにしています。ただし、それは困難であると思われます。

米国エネルギー省(DOE)の科学次官のPaul Dabbar氏は、Auroraが予定より遅れており、1.5エクサフロップスのFrontierスーパーコンピュータが最初に発表されるだろうとinsideHPCに伝えました。Frontierに実装されるEpyc CPUとRadeon Instinct GPU共AMD製であるため、チップのロードマップに関する懸念はありません。

Dabbar氏は、DOEはAuroraについて「Intelと協議中」、あるいは「代替案」を検討していると述べていますが、1エクサフロップスシステムはFrontierの発表後それほど長く時間はかからないだろうと「かなりの自信」を持って主張しています。

Intelの7nm生産の問題がどれほど深刻であるかは不明です。同社は以前も、10nmの開発で何年も遅延を起こし、そしていずれの場合も、遅延についてメディアに誤解を招く情報を提供してきました。

歴史的に、Auroraは元々エクサスケールシステムとして意図されていませんでしたが、別のIntelチップの問題があったことで、アップグレードが行われました。Auroraは元々、Intel Xeon Phiチップを実装する180ペタフロップスのスーパーコンピュータとして2018年に発表される予定でした。しかし、Phiチップの遅延、ソフトローンチ、そしてその後キャンセルされたことで、計画は先送りされ、そして新プロセッサによるエクサスケールシステムとして再設計が行われました。

Data Center Dynamics

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